「やわらかい食事」と書かれていても、実際にどのくらいやわらかいのかは、食べてみるまで分かりません。
しおむすび「親の噛む力が落ちてきたけれど、宅配の介護食は本当に食べやすいの?」



「やわらかいのは大切。でも、見た目まで寂しくならないかな?」
親の食事を探していると、やわらかさだけでなく、見た目や味も気になりますよね。
毎日食べる食事だからこそ、「安全に食べられるか」だけではなく、「おいしそう」と思ってもらえるかも大切にしたいところです。
私も特養で食事介助に関わるなかで、食べやすさと見た目の両方を保つ難しさを感じてきました。



そこで、メディカルフードサービスの「やわらか食」お試しセットを自分で注文し、実際に食べて確かめてみました。
この記事は、私が自分で購入して食べた記録です。お試しセットは6食入りで、今回は「さばの塩焼き」と「鶏肉の梅風味焼き」の2食を紹介します。
- 食材ごとのやわらかさ
- 味に介護食らしさがあるか
- ペースト食の方にも向くか
- 実際に食べて気になった点
- 量や温めやすさ
先に結論|形はあるのに、箸でスッと切れる


メディカルフードサービスのやわらか食は、食材の形を残しながら、箸でスッと切れるやわらかさでした。
さばには柚子の風味もあり、「何を食べているのか分からない」と感じる食事ではありません。
見た目は普段のおかずに近いのに、口に入れるとやわらかい。その違いに、少し驚きました。
ただし、すべての食材が同じやわらかさではありません。
一番なめらかだと思っていた豆腐が、実際には思ったよりも弾力があり、何度か噛んで潰す必要がありました。
量は、お粥や軟飯などの主食と、ご本人の状態に合った汁物を足せば、1食分として十分です。
| 評価項目 | 評価 | ひとこと |
|---|---|---|
| やわらかさ | ★★★★☆ | 箸でスッと切れる。豆腐にはやや弾力あり |
| 味 | ★★★★★ | 柚子の風味があり、生臭さを感じにくい |
| 見た目 | ★★★★☆ | 食材の形があり、容器には花柄入り |
| 量 | ★★★★☆ | 主食と汁物を足して1食分 |
| 温めやすさ | ★★★★☆ | 500Wで4分。容器の熱さには注意 |
\ まずはメニューと価格を見てみる /
メディカルフードサービスとは|やわらかさの正体は凍結含浸法
メディカルフードサービス(MFS)は、病院やグループホーム、デイサービス向けの食事も手がけている会社です。
個人向けには、今回注文した「やわらか食」のほかに、栄養強化食と減塩食の3タイプがあります。
やわらかいのに形が残っているのは、「凍結含浸法(とうけつがんしんほう)」という製造技術が使われているためです。
酵素の力で食材をやわらかくする方法で、公式サイトには広島県の特許技術(特許番号 第3686912号)と書かれています。



名前は難しいですが、要は「酵素の力でやわらかくしている」ということです。
公式サイトには「バナナでもつぶせて、栄養価そのまま。」と書かれています。
タケノコのような硬い食材でも、はぐきでつぶせるほどのやわらかさになるそうです。
本当にそこまでやわらかいのか。実際に注文して確かめました。
MFSやわらか食が届いた様子|冷凍庫はどれくらい占領する?
クール宅急便で届きました。
ダンボールの大きさはA4のコピー用紙より一回り大きく、重さは約1.5kgなので、ずしっと重さを感じることはありません。


冷凍の宅配食は、届くたびに段ボールを開けることになります。
段ボールカッターがあると、ハサミより早く、中の商品を傷つけずに開けられます。
冷凍庫に入れてみると、想像していたほど場所を取りませんでした。


6食分なので、あらかじめ少し場所を空けておけば、家庭用の冷凍庫にも収まりやすい量です。
毎日の食事をすべて手作りするのは大変ですが、冷凍庫に食べられるものがあるだけでも、少し肩の力が抜けます。
容器のサイズは、公式サイトによると縦175ミリ・横210ミリ・高さ33ミリです。




蓋には、メニュー名と電子レンジでの温め方が書かれています。
一見すると小さな工夫ですが、介護の場面では助かります。
家族が代わりに食事を用意する日も、袋や説明書を探さず、蓋を見れば温め方が分かるからです。
介護食は、いつも同じ人が準備するとは限りません。「その日にいる人」が迷わず用意できる作りは、ありがたいと感じました。


容器は優しいミントグリーンで、仕切りごとに違う花柄が入っていました。
大きい仕切りは赤い花、その隣は紫の花、小さい仕切りは青紫の花、残りの一つはオレンジ色の花です。
全部同じ柄ではなく、一皿ずつ違う器に盛りつけたように見えます。
冷凍のお弁当というと味気ない容器を想像していましたが、これなら食卓に置いたときの印象がやわらかくなります。
派手すぎない、やさしい花柄でした。


温め方は?500Wで4分、加熱ムラなし


温める前に、まず容器の左下にあるフィルムを、点線のところまでめくります。
全部はがすのではなく、左下だけを少し開けた状態にして、そのまま電子レンジに入れます。
- パッケージの表示 … 冷凍のまま500Wで4〜5分
- 今回試した結果 … 500Wで4分。中心までしっかり温まり、加熱ムラもありませんでした
「忙しい日にすぐ食事を出したい」というときにも、難しい手順がなく、準備しやすいと感じます。


加熱後は、容器がかなり熱くなります。蓋を開けるときは、熱い蒸気にも注意が必要です。
すぐに素手で持たず、ミトンや布巾などを使って取り出してください。
ご本人が自分で温める場合は、電子レンジから安全に取り出せるか、フィルムを開けられるかまで、家族が一度一緒に確認しておくと安心です。
蓋を開けると、最初にさばの香りがしました。ほかのおかずの香りは、それほど強くありません。
今回のメニュー|さばの塩焼きなどおかず5品
蓋に書かれていたメニュー名は「さばの塩焼き」です。実際には、4つの仕切りに、おかずが5品入っていました。


仕切りは4つですが、人参の和え物だけ小さなカップに入っていて、1つの仕切りに2品が収まっていました。
- さばの塩焼き(輪切りの蓮根添え)
- ほうれん草と鶏肉の煮物
- 白菜の和え物
- 豆腐のあんかけ
- 人参の和え物
さばの塩焼き(一番大きい仕切り)
焼き目のついたさばの切り身に、輪切りの蓮根が2切れ添えられています。よく見ると、さばの上に柚子の皮が乗っていました。
食べたときに柚子の風味を感じたのは、香りづけではなく本物の皮が入っていたからです。
蓮根はさばと同じ仕切りなので、ほんのり柚子の風味がついていました。
煮物(ほうれん草・鶏肉)
だし醤油で味つけされていて、出汁がたっぷり。しっとりしていました。
和え物(白菜)
白菜の和え物です。原材料を見ると、米みそが使われていました。
あんかけ(豆腐)
豆腐に、とろみのあるあんがかかっています。あんがあると、口の中で食材がまとまりやすくなります。
飲み込む力が落ちてきた方には、この「まとまりやすさ」が食べやすさにつながります。
和え物(人参)
オレンジ色の人参です。この一品があると、彩りが一気に明るくなります。ピンクのひだ付きカップに入っていました。
メニューは日替わりです。今回届いたのはこの組み合わせでしたが、注文する時期によって内容は変わります。
やわらかさを食材別に検証|「バナナでもつぶせる」は本当?
まず伝えたいのは、どの食材も箸でつかめる形が残っていた点です。
「やわらかい食事」と聞くと、形が崩れている食事を思い浮かべる方もいるかもしれません。
このお弁当は、見た目では食材が分かり、箸を入れるとスッと切れます。
お惣菜はどれもしっとりしていて、口の中でパサつく食材はありませんでした。
さば


さばは、箸で力を入れなくてもスッと切れました。
口に入れても身がやわらかく、魚にありがちなパサつきはありません。口の中でまとまりながら、少しずつ崩れていきます。
魚がパサつくと食べにくい方にも、試しやすいやわらかさだと感じました。
蓮根


蓮根も、箸で簡単に切れました。
見た目は普通の蓮根に近いため、少し硬いのではと思いましたが、口の中でも容易に潰せます。
蓮根らしい形を残しながら、ここまでやわらかくなっているのは意外でした。
人参


人参は、今回のお弁当の中で最もやわらかく感じました。
舌と上あごでも崩しやすく、口の中でゆっくり溶けていくような食感です。
白菜


白菜は、繊維が口の中に残りにくく、しっとりしていて無理なく噛めました。
ほうれん草


ほうれん草もやわらかく、私が食べた感覚では、歯ぐきでも潰しやすい状態でした。
葉物野菜は繊維が残ると食べにくい場合がありますが、今回はあまり気になりませんでした。
鶏肉


鶏肉は、野菜と比べると少し弾力があります。
それでも、一般的な鶏肉の煮物よりしっとりしており、歯ぐきで噛みながら少しずつ潰せました。
野菜と同じ感覚で食べると、少し硬く感じる方もいるかもしれません。
豆腐


意外だったのが豆腐です。
一番なめらかに潰れると思っていましたが、このお弁当の中では最も弾力がありました。
口に入れるとすぐに崩れるのではなく、何度か噛みながら潰していく食感です。
「豆腐だから大丈夫」と思い込みやすい食材ですが、実際に食べてみなければ分からないと改めて感じました。
商品にUDFの区分マークはありませんが、公式サイトには「歯茎でつぶせるやわらかさ」と書かれています。
実際に食べた感覚も、まさに歯ぐきでつぶせるくらいでした。人参やさばは、さらにやわらかく感じます。
介護の現場で使う嚥下調整食の分類でいえば、歯ぐきでつぶせる段階に近いと感じました。
ただし正式な認定を受けた表示ではありませんし、噛む力や舌の動き、口の中でまとめる力には個人差があります。
私の感想は、選ぶ際のひとつの目安としてご覧ください。
味は薄い?さばの柚子が効いた家庭的な和風味でした
さばには柚子の風味があり、生臭さはほとんど感じませんでした。
やわらかい介護食と聞くと、味が薄いのではないかと心配になりますが、柚子の香りがよいアクセントになっています。
- 蓮根 … さばと同じ場所に入っているため、ほんのり柚子の風味
- 人参 … 素材の甘さとやさしい出汁の味。人参特有の青臭さも気になりません
- ほうれん草と鶏肉の煮物 … 出汁がたっぷりでやさしい和風の味
- 豆腐のあんかけ … やさしい出汁の味
- 白菜の和え物 … 味噌のような、少し酸味を感じる味(米みそが使われていました)
全体的に、濃すぎず薄すぎない家庭的な和風味です。
「介護食を食べている」というより、やわらかく作られた家庭料理を食べているように感じました。



家族も美味しいといって食べていました。
量は足りる?主食と汁物を足して1食分
お弁当は、おかずのみです。
お粥や軟飯など、ご本人に合った主食を添えれば、1食分として十分な量だと感じました。
ご飯の量も、本人の食欲や体調に合わせて調整できます。
特養でも、大盛り・普通盛り・小盛りと一人ひとり量を変えます。
宅配食も、届いた量をそのまま食べてもらうのではなく、その日の食欲や体調を見ながら調整してよいと思います。
「全部食べてもらわなければ」と考えると、家族も本人もしんどくなります。まずは食べられる量から試してみると安心です。
一緒に食べた家族の感想|「作ったの?」と聞かれました
味の感じ方は人によって違うので、一緒に食べた家族の反応も書いておきます。
家族は「美味しい」と言って食べていました。
「作ったの?」と聞かれたくらいです。



お弁当だからといって濃いめの味でもなく、介護食だからといって薄い味でもありません。
家庭の味に近い、というのが家族の感想でした。
味の感じ方には個人差があります。
ただ、介護食を食べ慣れていない家族が違和感なく食べられたことは、選ぶときの目安のひとつになると思います。
公式サイトによると、テレビ番組「ドランクドラゴンのバカ売れ研究所」でも紹介されたそうです。
他のメニューも食べました|鶏肉の梅風味焼き
やわらか食のお試しセットは6食入りです。さばの塩焼きのほかに、もう1食食べてみました。
2食目に選んだのは「鶏肉の梅風味焼き」です。


まず気づいたのは、容器が前回と違うことでした。さばの塩焼きは花柄でしたが、今回は赤茶色の無地です。
かわりに、仕切りへ敷かれた紙に色がついていました。茶系・青系・黄色系・緑系。やさしい水彩のような色が、仕切りごとに使い分けられています。


中身だけでなく、容器の見た目にも配慮があるようです。食べる人のことを思って作られた工夫だと感じました。


仕切りは4つ。入っていたおかずは、この5品です。
- 鶏肉の梅風味焼き(小松菜が一緒に入っています)
- 里芋と人参の煮物
- ブロッコリーのくるみ和え
- 蓮根のきんぴら
- なすのごま味噌和え
さばの塩焼きも、仕切り4つで5品でした。小さな紙カップを使って、品数を確保しているようです。
温める時間は、さばの塩焼きが500Wで4分、こちらは4〜5分でした。メニューによって少し違うので、パッケージの表示を確かめてください。
小松菜は筋が残らず、出汁がしみている
小松菜は四角い形のまま残っていました。葉物はやわらかく煮ると崩れやすいのですが、形が保たれています。
それでいて筋は残らず、出汁がたっぷり含まれていました。歯ぐきで噛みながら、すっと喉を通るやわらかさです。
なすも、口の中でとろけるように崩れました。
ブロッコリーは、茎の部分が食べにくくないか少し心配でした。けれど形が残っているのに、箸ですっと切れます。茎までやわらかく、不思議な感覚でした。


人参は、さばの塩焼きのときと同じで、口の中で溶けていくようでした。
里芋は、半分に割ってから食べるのがおすすめ
里芋は箸で切れますが、ほかの野菜より少し力が必要でした。
口の中では、炊いた里芋に近い食感です。ただ、ねばつきはあまり感じませんでした。
丸い形のまま口に入れたくなりますが、食べるときは半分に割るのがおすすめです。


丸くてつるっとしたものは、そのままだと喉へ入りやすい形です。ひと手間ですが、割ってからお出しすると安心です。
蓮根も、箸ですっと切れました。
鶏胸肉なのに、パサつかずしっとり


原材料表示を見ると、使われているのは鶏胸肉でした。
胸肉はパサつきやすい部位です。それなのに、パサつきはまったくありませんでした。
しっとりしていて、口の中で簡単にほぐせます。歯ぐきで噛みながら、無理なく食べられました。
梅の酸味は控えめで、家庭的な和風味
どのおかずからも和の風味を感じ、おいしく食べられました。
「梅風味」と書かれていますが、梅の香りをやや感じる程度です。口いっぱいに酸っぱさが広がる味ではありません。原材料表示にある「梅肉加工品」が、ほんのり効いている感じです。
なすの和え物は特においしく、普段の食事でも作ってみたくなりました。
里芋と人参は、甘みのある煮物のような味わいです。蓮根のきんぴらは、しっかり味がついていました。ブロッコリーのくるみ和えは、ナッツの風味が感じられておいしかったです。
2食を比べると、塩分に差がありました
2食食べたので、栄養成分を並べてみました。見ていただきたいのは食塩相当量の欄です。同じやわらか食でも、メニューによって差が出ます。
| 鶏肉の梅風味焼き(188g) | さばの塩焼き(151g) | |
|---|---|---|
| エネルギー | 210kcal | 208kcal |
| たんぱく質 | 15.5g | 14.8g |
| 食塩相当量 | 2g | 1.4g |
| カリウム | 418mg | 367mg |
| リン | 148mg | 150mg |
エネルギーとたんぱく質は、ほとんど変わりませんでした。差が出たのは食塩相当量です。さばの1.4gに対して、鶏肉は2gでした。
減塩をすすめられている方は、1日6gが目安になることが多いです。この1食で3分の1を使う計算になります。
すべてのメニューが同じ塩分ではない。この点は知っておいてよいと思います。



同じやわらかさで、減塩タイプと栄養強化タイプもあります。
もうひとつ、アレルギー表示に「りんご」が含まれていました(大豆・りんご・小麦・米・鶏肉・くるみ・ごま)。和食のお弁当なので、見落としやすい部分です。
メディカルフードサービスのやわらか食で気になった4つの点
良かった点だけでなく、注文前に知っておきたい点もお伝えします。
① パッケージにUDFの区分マークがない
パッケージにはUDFの区分マークがありませんでした。
ただ、公式サイトには「歯茎でつぶせるやわらかさ」と書かれているので、注文前の目安はあります。
介護食は区分で比べることが多いので、やわらか食にも区分があると、他社と並べて選びやすくなると感じました。
② 食材によってやわらかさが違う
やわらか食でも、すべての食材が同じやわらかさではありません。
今回のお弁当では、豆腐が最も弾力がありました。(弾力といっても歯茎でつぶれました)
「やわらか食だから、どれも同じように食べられる」と思って出すと、ご本人にとって食べにくい食材が含まれる可能性があります。
初めて食べるときは、家族もそばで様子を見ながら、無理なく食べられているか確認すると安心です。
③ 温めると香りが一つにまとまりやすい
手作りの食事では、煮物や魚など、それぞれの料理から違う香りがします。
冷凍弁当はすべてのおかずを一度に温めるため、今回はさばの香りが全体に広がりました。
食べやすさには影響しませんが、料理ごとの香りを楽しみたい方には、少し物足りなく感じるかもしれません。
④ 添加物が使われている
原材料表示には、増粘多糖類、凝固剤、漂白剤、着色料などが書かれていました。
食材の形を残しながら、やわらかい状態を保つために使われている面もあります。
一方で、添加物が気になる方もいると思います。
気になる場合は、注文前に公式サイトや商品パッケージの原材料表示を確認してから決めてください。
よかった点のまとめ|形が残るのに、箸で切れる
気になった点をお伝えしたので、よかったと感じた点もあらためて挙げておきます。
- 形が残っているのに、箸でスッと切れる … さばも蓮根も人参も、見て分かる形のままでした
- さばの柚子は香りづけではなく本物の皮 … 生臭さをほとんど感じませんでした
- 家族に「作ったの?」と聞かれた … 介護食を食べ慣れていない人でも違和感がありませんでした
- おかずだけでたんぱく質14.8g … カリウムとリンまで表示されています
- 蓋に温め方が書いてある … その日にいる人が、袋や説明書を探さずに用意できます
メディカルフードサービスのやわらか食が向いている方
- 噛む力が落ちてきたが、食材の形は残したい
- 毎日やわらかい食事を手作りするのが負担になっている
- 家庭的な和風の味が好き
- 箸やスプーンで食べられる形を保ちたい
- 食事を作れない日に備えて、冷凍庫に置いておきたい
\ 当てはまった方は、お試しセットから /
注文前に一度相談してほしい方
- 現在ペースト食を食べている
- 舌や口の動きが弱くなっている
- 口の中に食べ物が残りやすい
- むせ込みが増えている
- 最近、食事形態が変わった
パンフレットには、刻み食・ソフト食・ペースト食の3つから矢印が伸び、「MFSやわらか食」につながる図が掲載されていました。
食事の見た目を比較するための図だと思います。
ただ、ペースト食を食べている方のご家族が見ると、「これなら食べられるかもしれない」と感じることもあると思います。



「親に少しでも形のある食事を食べてもらいたい。以前のような食事に近づけてあげたい」
そう思うのは、家族として自然な気持ちです。
ただ、私が特養で見てきたなかでは、ペースト食が必要な方は、噛む力だけでなく、舌や口の動きも弱くなっている場合があります。
今回のお弁当でも、鶏肉や豆腐には思ったよりも弾力がありました。
特に豆腐は、一番やわらかいと思っていましたが、実際には最も噛む回数が必要でした。
現在ペースト食を食べている方は、自己判断で切り替えないでください。
ケアマネジャーや言語聴覚士など、普段の食べる様子を知っている専門職へ一度相談してみてください。
料金・送料・注文方法|1食932円は高い?
| やわらか食お試しセット | 6食5,594円(税込・送料込) |
| 1食あたり | 約932円 |
| 送料 | 全国送料込み |
| 内容 | 冷凍・おかずのみ・日替わり |
| 出荷 | 営業日15時までの申し込みで、在庫がある限り翌営業日に出荷 |
1食932円は、冷凍のやわらか宅配食のなかでは高いほうです。
ただし、この金額には送料が含まれています。送料が別にかかるサービスもあるので、比べるときは合計で見てください。
おかず4品でたんぱく質14.8g。カリウムとリンまで表示されていて、食材の形も残っています。
ここまで作り込んだ食事を毎日自分で用意できるかを考えると、私は納得できる金額でした。
特養では、歯ぐきでつぶせるやわらかさにすると、どうしても形が細かくなります。
それでも今回のお弁当は、魚も蓮根も人参も、見て分かる形のままでした。
見た目も、食べる人のことを考えて大事に作られていると思いました。
メディカルフードサービスやわらか食のよくある質問
- お試しセットは1回しか注文できませんか?
-
公式サイトには「何度でも注文OK!」と書かれています。
やわらか食のほかに、やわらか栄養強化食・やわらか減塩食のお試しセットもあります。
- 注文してから何日で届きますか?
-
公式サイトによると、営業日15時までの申し込みで、在庫がある限り翌営業日に出荷されます。
お届けは出荷日の翌日以降です。ヤマト運輸のクール宅急便などで届きます。
- 送料はかかりますか?
-
かかりません。公式サイトに「配送料は、表示価格に含まれています」と書かれています。
お試しセットの5,594円は、送料が含まれた金額です。
- 配達の時間は指定できますか?
-
できます。午前中/14時〜16時/16時〜18時/18時〜20時/19時〜21時/指定なし から選べます。
ただし、一部の地域では時間帯を指定できません。
不在のときは不在票が入るので、都合のよい日時を指定し直せます。
- 賞味期限はどれくらいですか?
-
公式サイトには「賞味期限は製造日より90日間」と書かれています。
ただし、私が8月に受け取った「さばの塩焼き」は、賞味期限が同じ年の12月30日でした。
公式の表示より長かったので、商品によって違うようです。
届いた商品のラベルで確認するのが確実です。
- 温め方と温め時間は?
-
点線までフタを開けて、電子レンジ500Wで約4〜5分です。私は4分で温まりました。
スチーム機能を使う場合は、冷蔵庫で3〜5時間解凍してから5〜6分です。
温めるとフィルムが風船のようにふくらみますが、破裂の心配はないと公式に書かれています。
- 解約やキャンセルはできますか?
-
お試しセットは都度購入です。
定期コースについては、公式サイトにこう書かれています。
「変更・休止・キャンセル(解約)に関しましては受注生産の為、締切日(火曜日)の翌週金曜日発送分からの取り扱いとなります。
締切日以降のキャンセルにつきましては、50%のキャンセル料を申し受けます」
まとめ|食材の形を残しながら、食べやすく作られていました
1食目に食べた「さばの塩焼き」1食分の栄養成分は、次のとおりです。
- エネルギー:208kcal
- たんぱく質:14.8g
- 食塩相当量:1.4g
- カリウム:367mg
- リン:150mg
2食目の「鶏肉の梅風味焼き」は、エネルギーとたんぱく質はほぼ同じで、食塩相当量だけが2gと高めでした。同じやわらか食でも、メニューによって差があります。
おかずだけでたんぱく質が14.8g含まれている点は、食事量が少なくなってきた方にとって、うれしいポイントです。
カリウムとリンまで表示されています。
医師や管理栄養士から栄養成分を確認するように言われている方も、選ぶ際の情報として活用できます。
実際に食べて最も印象に残ったのは、食材の形が残っているのに、箸でスッと切れるやわらかさでした。
さばには柚子の風味があり、容器には赤や紫の花が描かれています。
食べやすさだけではなく、食卓に置いたときに少し気持ちが和らぐような工夫も感じました。
一方で、豆腐や鶏肉には弾力があり、食材によって食べやすさに差があります。
「やわらか食」と書かれていても、ご本人に合うかどうかは、実際の食べる様子を見なければ分かりません。
毎日の食事をすべて手作りしようとすると、用意する家族が疲れてしまう日もあります。



冷凍のやわらか食を取り入れるのは、手を抜くことではありません。
家族が少し休みながら、ご本人の食べる楽しみも大切にするための方法のひとつだと思います。
最初は家族も一緒に味ややわらかさを確かめながら、ご本人に合うかをゆっくり見てみてください。
- 送料込みの価格です(離島など一部の地域を除く)。あとから追加でかかりません
- お試しセットは都度購入です。定期の解約手続きは要りません
- 何度でも注文できます。不定期の購入もできると公式に書かれています
- 支払う人と届け先を別々に指定できます。離れて暮らす親にもそのまま送れます
\ ご本人に合うか、6食で確かめる /
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