親の入院で見えてくる現実|一人残る父親の食事と生活、どう支える?

親がシニア世代に入り、時々顔を見に行って一緒にご飯を食べる。

そんな働き世代の方は多いのではないでしょうか。

まだまだ元気そうに見える両親の二人暮らし。

「今は大丈夫」「まだ先の話」と思っていても、ある日突然、母親の入院が決まる。

そんな状況は、決して珍しいことではありません。

入院中の母親のことが心配なのはもちろんですが、それ以上に不安になるのが、家に一人残る父親の生活です。

梅むすび

急な母親の入院、どうしよう・・・


目次

親の入院で最初に直面する問題は「食事」

母親が入院すると、これまで当たり前だった家のリズムが一気に崩れます。

特に大きいのが、急に一人暮らしになった父親の「食事」です。

  • 父親はちゃんと食べられているだろうかスト
  • 栄養は足りているのか
  • コンビニや外食ばかりになっていないか

    こうした不安が、毎日のように頭をよぎります。

    聞けば大丈夫というだろうし、聞きすぎると苛立ったきたりもするかもしれないし。

    大丈夫と言われても、逆に心配にもなったりします。


    働き世代が直面する現実|時間も体力も足りない

    自分自身も仕事があり、家庭や子育てを抱えている。

    毎日実家に通って、家事や料理をするのは現実的ではありません。

    洗濯や掃除であれば、週末にまとめて対応できることもあります。

    しかし、食事は毎日のことです。

    数日分の買い置きなら何とかできても、

    1週間、2週間、まして1か月以上となると、続けるのは難しくなります。

    さらに、

    • 入院中の母親のお見舞い
    • 医師や看護師との説明
    • 書類や手続き
    • 退院後の準備

    これだけでも、時間と気力は大きく削られます。

    母親のこと、父親のこと、仕事のこと。一気にやらなければならないことが増えてきます。

    すべてを一人で抱え込むと、体も心も限界に近づいてしまいます。


    「できているはず」が一番危ない|家事の見落とし

    私は看護師として働いていますが、入院が必要な患者さんから、こんな声を聞くことがありました。

    「主人が洗濯機の使い方を知らないから、入院はできるだけしたくない」

    洗濯は「スイッチを押して干すだけ」と思われがちです。

    ですが、実際には分からないことだらけです。

    • 洗剤はどれを使うのか
    • 洗剤はどこに入れるのか
    • 柔軟剤は必要なのか
    • 手洗いが必要な衣類はどれか

    毎日やっている人にとっては当たり前でも、

    普段関わっていない人にとっては、すべてが初めての作業になります。

    最近の電化製品は進化していますが、それがかえってわかりづらいということもあります。

    料理も同じです。

    • 調味料はどこにあるのか
    • これは冷蔵?冷凍?常温?
    • 冷蔵庫に入れておけば本当に安心なのか

    こうした細かい判断は、日常的に料理をしていなければ難しいものです。


    いざという時に慌てないために、事前に話しておく

    だからこそ、元気なうちに一度話しておくことがとても大切です。

    • どこまで自分でできそうか
    • どんなことが不安か
    • 困った時にどうするか

    「まだ先の話」と思わず、

    顔を合わせた時に、少しずつ確認しておくだけでも違います。

    ご家庭によって、生活用品の種類もさまざま。

    『これだけはこの種類で』というものを共有して知っておくといいですね。

    そして、その食事に関しての選択肢の一つとして、

    冷凍宅配食を知っておくことは、大きな安心につながります。


    冷凍宅配食という現実的な選択肢

    冷凍宅配食は、一食分ずつ小分けされたトレーで、まとめて自宅に届きます。

    • 冷凍庫に入れておく
    • 食べたい時に電子レンジで温める

    これだけで、食事が完結します。

    買い物に行く必要もなく、調理の手間もありません。

    後片付けも最小限で済みます。

    冷凍宅配食ってどんなのかな?味は?価格は?と気になる方へ。

    ▼詳しくはこちらの記事に書いています。


    シニア世代に向いている理由

    冷凍宅配食は、シニア世代にとっても取り入れやすい特徴があります。

    • 管理栄養士監修で栄養バランスが整っている
    • 噛みやすく、飲み込みやすいメニューが多い
    • 塩分やカロリーに配慮されている

    気軽に使えて、ごはんの負担を軽減。食べやすさにあわせたやわらかさを選ぶことができます。

    味付けも豊富で、味の濃さも工夫がされています。

    毎日、毎食ではなく、自分のペースで使うことができます。


    退院後の母親を支えるためにも役立つ

    特に、入院後の母親にとっては、

    退院してすぐに家事を再開するのは大きな負担です。

    栄養あるもので、冷凍庫にストックがあれば、「一緒に電子レンジで温めるだけ」で食事が用意できる。

    それだけでも、体力の回復を優先する時間が生まれます。


    家族全体の負担を減らすという考え方

    冷凍宅配食は、親のためだけのものではありません。

    • 見守る側の子ども
    • 仕事と両立する働き世代

    家族全体の負担を減らす手段でもあります。

    「毎日きちんと作らなければ」

    「行けない自分が悪い」

    そうやって、自分を責める必要はありません。

    自分の時間も大切です。分担をできるだけして忙しい時ほど、自分の時間も

    確保して、一息つきましょう。


    冷凍宅配食は「使うため」より「備えるため」

    冷凍宅配食は、毎日必ず食べなければいけないものではありません。

    • 仕事で行けない日
    • 体調がすぐれない日
    • 退院後で無理をしたくない時

    そんな時に頼れる選択肢が一つあるだけで、

    家族全体の気持ちはぐっと楽になります。

    「全部自分でやらなければ」と思わなくていい。

    それが、長く続けるためのコツだと感じています。


    まとめ|安心を準備するという選択

    親の入院は、ある日突然やってきます。

    その時になって慌てるのではなく、

    • 一人暮らしになった時の生活
    • 食事をどうするか
    • 外部サービスをどう使うか

      を、少しだけでも考えておくことが大切です。

      冷凍宅配食は、今すぐ始める必要はありません。

      まずは、

      • どんな種類があるのか
      • 父や母に合いそうな形態はどれか
      • 冷凍庫の容量で入るか

      を知ることからで十分です。

      詳しい冷凍宅配食の種類や選び方については、

      別の記事で

      • 冷凍宅配食とは
      • 各サービス会社の特徴

      を、できるだけ分かりやすくまとめています。

      「まだ使わないかもしれない」

      そんな方こそ、いざという時のための参考資料として、

      気軽に目を通してみてください。

      無理をしない介護と、続けられる暮らしのヒントを、

      これからもお伝えしていきます。

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      この記事を書いた人

      高齢者施設ナースのみかんです。
      食事介助においては、
      10年以上の実務経験を積んでいます。

      誤嚥性肺炎の予防と、
      口から食べる喜びを支えるケアに取り組んでいます。

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