高齢の親や家族の介護が始まると、毎日のごはんで悩むことありませんか?
介護や日々の生活に追われる中で、食事のことをすべて自分で抱え込むのは大変です。そんなときに、冷凍の宅配ごはんをひとつの選択肢としておすすめします。
しおむすび「冷凍の宅配ごはん
って、実際どうなの?」



「常温の宅配と
何が違うの?」
冷凍宅配を初めて知った方や聞いたことがあって気になっている方へ、この記事で冷凍宅配ごはんの使い方や、メリット・注意点など詳しく解説していきます。
冷凍宅配ごはんのことを知って、自分に合うバランスでの使い方を検討してみてくださいね。
冷凍宅配ごはんって、どんなもの?
冷凍宅配ごはんとは、あらかじめ調理された食事を冷凍した状態で自宅に届けてくれるサービスのことです。
まとめてその都度注文したり、定期で届くサービスなど、自分の使い方によって選ぶことができます。
- 一食分ずつトレーに分かれている(おかずのみ、ごはん付き、など選べる)
- 電子レンジでチンするだけで食べられる
- 栄養バランスが考えられている
- やわらか食や制限食(塩分・糖質・たんぱく質など)に対応している商品も多い
「買い物も調理も片付けもいらない」点が最大の魅力です。
仕事や介護、育児で手一杯の毎日。冷凍宅配があることで、時間にも心にもゆとりが生まれます。
常温の宅配と何が違う?
宅配食には常温でのお届けと冷凍でのお届けがあります。保存期間・受け取り方・調理方法、それぞれの特徴があります。
| 冷凍宅配 | 常温宅配 | |
|---|---|---|
| 保存期間 | 数週間〜数ヶ月 | 当日中 |
| 受け取り | まとめて受け取れる | 毎日受け取る |
| 調理 | 電子レンジで加熱 | 基本そのまま |
冷凍でのお届けには「ストックしておける」「自分のタイミングで使える」自由さがあります。 常温の宅配では難しい“安心の備え”としても活躍します。
冷凍宅配のメリット5
1. 食事作りの負担が減る
日々の生活の中で、「今日は作る元気がない」「買い物にも行けない」という日があります。冷凍宅配ごはんがあれば、温めるだけで1食完成!と作る人にとっての強い味方になります。
保存期間は冷凍庫で約3ヶ月と記載させているサービスが多いのです。冷凍庫にストックしておくだけで、天候や体調に合わせて今日はこれを使おうと思うと、心も軽くなります。
2. 栄養バランスがとれた食事がとれる
多くのサービスは管理栄養士が献立を監修していて、たんぱく質・塩分・カロリーなどに配慮されています。独自の栄養設計に基づいて、無理なく必要な栄養をとれるのは、体調管理にも安心。
また、食事内容が偏りがちな高齢者にとって、手軽に栄養バランスの良い食事が届くことは大きなメリットです。
3. 嚥下や咀嚼に配慮したメニューがある
ムース食、やわらか食など、高齢者向けのラインナップが充実しています。
「どんな材料なら大丈夫?どんな作り方なら大丈夫?」と悩むこともあると思います。食べやすさを考えて作られているメニューなので、お試しから始めたり、宅配サービスの種類からどれを選んだらいいのか相談できたりもします。
噛む力や飲み込む力が弱くなってきた方にも「食べられる」喜びを届けてくれるのが、こうした対応食の魅力です。
4. 外出時や体調不良時のストックにも
冷凍なので保存可能。外出時や体調不良の日にも重宝します。
ご飯のことを考えずにお出かけしたり、体調不良で作れなくてどうしようという不安が、冷凍庫にあるだけで安心へ変わります。
冷凍ごはんは自分のペースで使用できるので、自分のオフの日も作ることができます。
献立を考えて、買い物へ行って、調理する。そんな毎日の中で、週末の夜は宅配冷凍ごはんに変えるだけで、献立を考えなくても、作らなくても栄養バランスの良いごはんを準備することができます。
5. 離れて暮らす家族にも届けられる
冷凍宅配は全国対応のサービスも多く、離れて暮らす高齢の親にも届けられるのが特長です。
定期配送を利用することで、無理なく継続でき、「食べたかな?」「買い物行けたかな?」といった心配も軽減されます。
遠くにいてもごはんへの安心感がありますね。
注意しておきたい点
・冷凍庫のスペースが必要
まとめて届く場合が多く、冷凍庫の空きスペースは事前に確認を。
1食ずつがトレー入りで、5〜7食セットが主流。大きめの冷凍庫があると安心です。
・味の好みが分かれる
健康に配慮された味付けのため、薄味と感じる場合も。お試しセットで確認するのがおすすめです。
また、「見た目が地味」と感じる方もいますが、最近は彩りや素材にもこだわったメニューが増えており、満足感は高めです。
・温めに少し時間がかかる場合も
ワット数や機種により、加熱ムラが出ることも。ラップの外し方や加熱時間は、添付の説明書を確認すると安心です。
高齢者が一人で扱う場合、温め方法を一緒に練習したり、説明を貼っておくなどの工夫も役立ちます。
まとめ|「完璧じゃなくていい」冷凍宅配ごはんという選択肢
介護や日々の生活に追われる中で、食事のことをすべて自分で抱え込むのは大変です。そんなときに、冷凍宅配ごはんがひとつの選択肢になるかもしれません。
- 毎日が忙しくてごはん作りがつらい
- 家族が食べないときに不安になる
- 体調が悪くてごはんの用意ができない
そんな時に、“冷凍庫にごはんがある”という安心が、心の余裕につながります。
「まだ使ってないけど、気になる」そんな気持ちがあるなら、まずは知ること・試すことから。
完璧な介護を目指すよりも、自分にもやさしい選択肢を。
冷凍宅配ごはんは、そのひとつになってくれるかもしれません。
自分にも、家族にも、ちょうどいい「ごはんとの距離感」を見つけてみてくださいね。

